saku’s blog

ありのままがいい。

不調の許容

 

みなさんは、体調であれ、気持ちであれ、

どこまでの不調を感じた時に、

「休みます」

と連絡を入れることができるだろうか?

 

私はそれが中々できない人間である。

 

3週間程前、

急に気持ちが悪くなり、それと同時に過去に例を見ないほどお腹も下し、発熱、身体中の痛み

と全てがダメになった。

思い返してみても、

生のものや消費期限切れのものを食べた記憶もない。

 

運の良いことにその日は土曜日だった。

土日休みの私は、

"あと2日で治せば良い"

こんな辛い状況でもそんなことを考えながら

タクシーを呼び、やっとの思いで病院に向かった。

 

病院では、もう自身の力で診察室に行くこともままならず、

車椅子を用意してもらって病室まで運んでもらった。

しかし、それほどの状態に医師も困惑し、

あまりの顔色の悪さから救急車を呼ぶことになった。

 

15分ほどして救急車が到着し、

近くの大学病院に運び込まれた。

 

先生から、

急性胃腸炎(食中毒)だと思うので、点滴をします。2つ終われば、きっと大分楽になる。

そう言われた。

 

日本人の食中毒ランキングは、

1位が鶏肉、2位が牡蠣

だそうだ。

しかし、私はどちらも食べた記憶がない。

 

その上最近食欲がなく、

ヨーグルトなどしか口にできていなかった。

そのため、おかしいな何か食べたかなと思いながらも、辛さに負け、唸り続けていた。

 

点滴をつけて1時間半ほど経ち、

信じられないほど回復してきていた時、また先生が戻ってきた。

「お、もう帰れるかな?」

と思った矢先、先生の口から出た言葉は、

「最低火曜日まで入院しましょう」

だった。

 

私は全力で首を横に振った。

"もう元気だから"というよりも、

"月曜日と火曜日は会社があるから"

という考えしか頭には浮かばないほど、

会社を休みたくなかった。

 

「仕事が大好きで一日たりとも休みたくない」

申し訳ないがそんなに良くできた人間では無いし、

私がいないと回らない仕事や

緊急の仕事があったわけでもない。

 

ただひたすらに、

"休む"

それが私の人生の選択肢になかったのだ。

 

結局のところ、

家族や周囲の人間に言いくるめられ、やむを得ず火曜日まで休んたのだが、そこから先も全く納得のいかないことが起こった。

 

水曜日も休め

周囲は口を揃えてそう言った。

 

退院したのに?

元気なのに?

既に2日も休んでいるのに?

私の頭の中で疑問が止まらなかった。

 

本音を言えば、

当たり前に、入院は土日で終わらせて、

月曜日からは働き始めたかった。

しかし、百歩、いや、1万歩、、、いや、1億歩譲って、"2日も"休んだのだ。

 

ここまで言えば察しはついていたとは思うが、

勿論、退院翌日の水曜日は元気に出社した。

 

 

さて...

これは私の考えが人とずれているのだうか?

それとも、人は、私が自分でないから、

大事をとってお休みをしろ

と、言ってくれていたのだろうか?

そんな人たちは、

いざ自分が同じ状況に立たされたら、

私に言い放ったとおり、休むのだろうか?

 

みなさんは、

どこまでの不調を不調だと思いますか?

そして、その後の大事をとって〜という考えは理解し、行動までできますか?