"誰とも連絡を取りたくない"
そう思い始めたのはいつからだろう。
小学校、中学校、高校、大学
全てで人間関係リセット癖を発揮してきた私。
そのおかげで、今、気兼ねなく話を始められる友達は片手で収まるくらいだろう。
誰かがいないと生きられない
そんな人間にはなりたくないし、勿論今もそうではない。
しかし、それと同時に、
その"誰か"になりうる人は多いに越したことはないのだろうとも思う。
私が本気で「助けて」と言ったら
何人の心が動くだろうか。
何人の人が、腰を上げてくれるだろうか。
それが人間の価値なのかもしれない
と、そう思ってしまった時点で、
私も、誰かがいないと生きられない人間なのだろうか。
誰かが人生に介在することを拒否して、
それでいて誰かを求めている私は、
あまりにも受動的すぎる人間なのだろうか。
あまりにも強欲になりすぎているのだろうか。