私は食事の際、
好きなものを最後に取っておくタイプだ。
一人っ子で、兄弟などから横取りされる心配もなく、伸び伸びと育ってきた結果なのだろう。
昔はそれでも良かったのだが、
最近、この癖に悩まされているところがある。
それは、
"最後まで食べ切るのが結構きつくなってきた"
ということである。
最後の一口に好きなものを持っていきたい。
という気持ちに反して、
最後の一口を楽しめるほど胃袋の容量がなくなってきたのである。
現に今のこの悲惨な状況をご覧頂きたい。
私はポテトの端のカリカリが好きなのだが、
見事にそこだけ残っている上、
お腹がいっぱいになってしまった。
カリカリを食べることが好きなのであって、
カリカリを眺めることが好きなわけじゃない。
しかし、今私はカリカリを見るのが趣味ですと言わんばかりに、穴が空くほどポテトを見続けている。
冷たくなったカリカリはより一層カリカリになるが、ポテトは温かいに限ると私は思う。
だからきっと、温かい食べ物に限っては、
この癖とおさらばしなければいけない。
そんな気がしている。