私は、
こういう人は大抵これもこう！(抽象的すぎますね)
という、人に対するデータじみたものをあまり好まない。
例えを言うと、
「O型は大体マイペース」とか、「一人っ子は大体ワガママ」とか。
"割合が多い" というだけの話をしているのは重々承知なのだが、そういうことを言う人に限って「100%そうだろう」というなんとも言えない自信を持っている気がして、なんとも苦手な理論なのである。
しかし、先程何となく思考をめぐらせる中で一つだけ、その理論に当てはまると悔しくも思ってしまったことがある。
それは、
後悔している人はその時に戻りたいと思っている
ということである。
何を当たり前なことを言っているのか。
と思った人も多いことだろう。
しかし、もう少しよく考えてみてほしい。
後悔している方は2パターンに分かれると思う。
1つ目が、戻った瞬間後悔した内容を覆そうと奮闘する人。
2つ目が、戻ったとて何も変わらず結局後悔する人。
である。
勿論、自身だけの力では何とかならないことも沢山ある。そんな状況下においても、悔やんでいる方が沢山いることだろう。
冷たい言い方にはなってしまうが、その人たちは結局自身の努力では変えられない後悔した先の未来を生きていくしかない。
だから、そんな奮闘した末に起こる後悔も、結果だけ見れば結局2つ目の選択肢に該当すると思うのだ。
となると後悔している2パターンの人の中で、
本当に "後悔している" という意味で括れるのは、
実は1パターン目に該当する人だけなのではないだろうか。
google辞書いわく、"後悔している" というのは、
自分のしてしまったことを、あとになって失敗であったと悔やむこと。
だそうだ。
どうにか出来るから悔やむのであって、
どうにか出来ないことはいくらか悔やむと大抵の人はどうにか出来ないことに気づくものだ。
だから、悔やみ続ける人間はある程度戻った先でこれをすれば今を打破できると思っているということ。
逆を言えば、今を打破できない人間(悔やみ続けられない人間)は、一時後悔をしていても最終的に、あの頃に戻りたいとは思わなくなるのである。
理論がぐちゃぐちゃしたが、
私の受験期や学生時代を思い出し、色々と物思いにふけった結果が以上である。
もっと勉強しておけば良かったな〜とか、
もっとこうしておけば良かったのにな〜とか
思うところは沢山あるのだが、
それでも後悔はしていない。
きっと戻っても正解を叩き出せそうにないし、だからこそ戻りたいとも思わない。
それがありのままの私なのである。
